(つづき)

「KODAIRA祭実行委員会」の内実

ネット上では、今回の百田尚樹講演会の企画に関して一橋大学を非難する声も上がっています。

(引用:https://twitter.com/katsuyatakasu/status/874141147442036736

(引用:https://twitter.com/odahajime/status/871398784244174848)

(引用:https://twitter.com/MMK_MK5/status/871558466812366848)

 

なかなか手厳しい意見も上がっていますが、ここで「KODAIRA祭」という学園祭の内実について触れておきましょう

一橋大学では年2回学園祭が行われます。一つは今回話題になった、春に行われる「KODAIRA祭」で、もう一つは秋に行われる「一橋祭(いっきょうさい)」です。KODAIRA祭は新入生だけで行われる学園祭で、いわば新歓イベントの一環です。これに対し一橋祭は全学生が参加する学園祭で、規模もKODAIRA祭よりかなり大きいです。

(↑KODAIRA祭委員会による手作りの看板)

そして運営主体も両者の学園祭では大きく異なります。

KODAIRA祭100~150名程度の一年生+アドバイザー役の数名の二年生によって構成される「KODAIRA祭実行委員会」が運営主体です。KODAIRA祭が終わると、中心的なメンバーだった数名は翌年のKODAIRA祭のアドバイザー役として残りますが、実行委員会は解散します。

対して一橋祭の運営主体は「一橋祭運営委員会」で、これはサークルや部活と同じ「学生団体」です。よってKODAIRA祭実行委員会のように新入生主体で年ごとにメンバーが総入れ替えすることはなく、1~3年生の計50名によって構成され一橋祭が終われば翌年に引き継がれます

このことからKODAIRA祭実行委員会について分かることは「新入生が主体となっていること「毎年メンバーが大きく入れ替わること」です。

つまりKODAIRA祭実行委員会は、組織として脆弱だと言わざるを得ません。

今回の講演会中止騒動に関しても、「百田氏を呼ぶ理由が適当過ぎる」「圧力程度で負けるな」「百田氏への礼儀がなってない」などのような厳しいコメントが各方面から数多く見られました。確かにこのような話題性や影響力のある企画を打ち出しておいて中止にしてしまうのは、私としても非常に残念な思いがあります。

しかし日に日に大きくなる騒動は、ついこの間まで高校生だったような者たちでは処理しきれないところまで膨らんでいき、いつしか彼らだけの手に負える問題ではなくなってしまいました。この点に関しては、彼らKODAIRA祭実行委員会の「若さ」「脆弱さ」を世間に露呈する結果となったのです。

この方の意見は、KODAIRA祭の内情をよく知る者の意見として大変説得力があります。
(引用:https://twitter.com/tina_no_papa/status/872063785917325313

また今回の講演会に関して反発があったのは外部だけではありません。学内でも一部団体教員から大きな反対がありました。学内における反対運動の中心になったのは、

でした。

学外だけでなく学内からも反発の声が上がり、反対運動署名活動が行われる事態になりました。

最終的にキャパオーバーとなってしまったKODAIRA祭実行委員会は、今回の講演会を中止せざるを得ない状況へと追い込まれたのです。

まとめ

以上が一橋大生から見た、今回の騒動の顛末です。

私たちの通う大学が思わぬ形でクロースアップされましたが、今回の騒動に関して調べていく中で、この件についてネット上の反響が想像以上に大きいことに驚きました。今回の件で私たち一橋大生も、KODAIRA祭の運営側も多くのことを学んだのではないでしょうか。

さて長々と書きましたが、本来KODAIRA祭はとても楽しいお祭りです。今回の騒動をバネに、来年こそより良いKODAIRA祭が開催されることを切に願っています!